耐火・断熱性が良い。

「けいそう土とは」 にもあるとおり多孔質のけいそう土は、スポンジ状の細かい空気の部屋を沢山持っているので極めて高い断熱性を持ち、さらにシリカ質の耐火性を合わせ持って います。
それは、溶鉱炉等の断熱材として使われていることからも伺いしれます。

珪藻土以外の土で作った炭火コンロとの比較sekigai左 珪藻土製七輪    右 珪藻土ではないコンロ

両者とも300gの黒炭を入れ20gのアルコール系着火剤に同時に着火、戸口(風口)は両者とも全開のままとした。
着火剤に着火後60分の赤外線写真。
左の珪藻土製七輪が内部温度が高く外部温度が低いのに対して、右の珪藻土でないコンロは内部温度が低い割に外部温度が130度以上で、もはや触れる事すら 出来ない温度である。
熱効率が著しく違う事がわかる。

備長炭等着火が困難な炭の場合、珪藻土でないコンロは着火が極めて困難になる。

珪藻土外のコンロには燃焼後ビリビリに割れたものもあった。

高い断熱性は着火・着火後の火持ち・燃料追加時の着火性さらには火傷の問題等、焜炉の基本性能すべてに 好材料となっいます。
木炭などの燃料を使う場合、火起こしの簡便さ・火のコントロールのしやすさは、かなりの労力削減に繋がります。また、木炭や着火材の使用量も飛躍的に少な くなります。

遠赤外線の発生

けいそう土は燃焼が始まると土自体が赤く燃えたようになり、遠赤外線を放射します。
これが木炭などの遠赤外線と相まって、食材のうま味を最大限に引き出 します。

自然の土である

鍵主工業のけいそう土製焜炉は奥能登の土けいそう土100%です。
廃棄の場合も、金具さえはずしてしまえば後は土に帰ります。
さらに焼いた珪藻土は水分の保持性に優れますので細かく砕けば土壌改良材としても使えます。
金具も鉄製ですので万が一放置したとしても土に帰ります。